お酒を飲むならグラスにもこだわりたいものですが、見た目だけじゃなくて機能性も重視することにしました。
お酒は好きなんだけど...
僕はお酒に弱いことを自覚しています。
会社での飲み会はもちろん、友人と居酒屋に行ったときにも「2杯飲んだから...あと1杯かイケて2杯が限界かな...」と自分のキャパを考えながら飲んでいます。
自分の限界をオーバーして飲むと次の日が辛いし、気持ち悪くなるし。
けどお酒は好きです。
特にウイスキーとか焼酎といった蒸留酒が特に。
週末夜には好きなお酒を一杯だけ飲むのが楽しみになっています。
僕のように弱いくせにお酒が好きな人間なら分かると思いますが、氷の入ったお酒をゆっくり飲んでると氷が溶ける...
多少は溶けてトワイスアップっぽくなってもいいんですが、ガンガン溶けられるとお酒が水っぽくなって。
しかもグラスは結露して机が濡れちゃってもうね。
机が濡れると跡になってなんか見た目が汚くなるし。
コースター使うのも何となくめんどくさいし。
保温性のある水筒みたいなカップを使えばいいんじゃないかな。
と思ってアレコレ調べましたが、やっぱり雰囲気が出ない。
モスコミュールを飲むなら逆にタンブラーで良さそう。
しかしウイスキーは色も大事な要素であって、それが見えないのはウイスキーの楽しみの3割くらい失ってるわけです。
結露は仕方ないとして水っぽくなるのだけでも何とか...
と金属製の氷代わりになるキューブも検討してみましたが、すぐぬるくなっちゃうらしくて断念。
金属を温めるのは少ない熱で済むが、氷を溶かすのはたくさんの熱がいるから、だそうです。
学生時代熱力学の単位を落とした自分には上手に説明できません。
知りたい人はググってください。
グラスを変えてみればどうでしょう
で、たどり着いたのがダブルウォールグラス。
中の断熱層が熱を伝えないとか。
「お、いいじゃん」くらいの感覚でポチ。
KINTOのロックグラス250mlとかいうヤツ。
買ってきたロックアイスをいっぱい入れられるようにそこそこ大きなサイズにしました。
レンチンにも耐えられるらしいから、僕が考えてない使い道がいっぱいありそう。
これは二重になったガラスの中の空気が断熱してくれるものですが、中が真空になるともっと性能が上がるみたいです。
離れたもの同士の熱を伝えるのは空気ですからね、そりゃそうだと言いたくなりますが。
多きめの氷を入れたかったのでそこそこ直径のあるタイプと思ってこれにしました。
ただ、中のガラスがそこまで頑丈じゃないらしく、大きい氷を勢いよく入れると割れちゃうらしいです。気をつけます。
箱の中にはグラスがあるだけ。
緩衝材も説明書もない漢っぷり。
持ってみると結構デカいです。
デカいヤツを選んだからだけど。
...何というか、理科の実験室にこんなのあったなぁ。
化学の実験室に水を入れて置いておいて、おもむろにそれを飲み始めたら周りがビビりそう。
いや、逆に化学系の人ってビーカーでコーヒーを飲むのに抵抗がないというし...
どうなんでしょうね?僕は理論物理系だったので分かりません。
それと結構軽いです。
ガラスが二重になってるからその分ガラス使用量も多いと思ってたのですが、ガラスが薄いからでしょうか。
倒して割っちゃいそうで怖いです。これも気をつけます。
底に欠けっぽいのがありますが、そういうモノだそうです。
成型時に中の空気を空気を抜くための穴を塞いだ跡とのこと。
ということは、球体状のガラスを凹ませていって作ったってことなんでしょう。
近くでみるとわかりますが、透明度はそこまででもないです。
ガラス2枚を重ねている以上多少は仕方ないことではありますが。
まぁお酒の色を楽しむ分には問題なしとします。
酔ってくれば気にならないと思いますし。
さっそく1杯
早速ウイスキーで一杯。
大きめのロックアイスもすんなり入ってちょっと安心しました。
外側のガラスと内側のガラスに距離がある分、グラスの見てくれよりは入る量は少ないです。
グラスの大きさに騙されていっぱいいれようとすると溢れます(1敗)。
中身が浮いてるような見た目が面白いです。
薄暗い照明のバーとかで出てくる一杯にはオシャレさで敵いませんが、30おっさんが一人で家飲みする分には何の問題もありません。
グラスを持つと手の感覚ではそこまで冷たくないのに中身を口に入れるとすごく冷たいのが違和感すごい。
amazonレビューをみると、飲み口が肉厚なので飲みにくい、って人がいましたが、僕はそこまで気にならなかったです。
とは言え、確かに口をつけてみると普通のグラスとは違うなと分かります。
口が小さい女性の方とかだと気になるかもしれません。
結露しないって本当かいな
結露の確認のため、氷水を入れてしばらく置いてみる。
隣の緑は戸棚にあったプラスチックカップ。当然ダブルウォールじゃないですが、レンチンに耐えられる耐熱性はあります。
1時間ほど放置してみた後。
グラス周りについた水滴の量で比較してみると、明らかにダブルウォールグラスの方が少ないです。
普通のグラスは結露でびっしゃびしゃ。
ただダブルウォールグラスが全く結露しないというわけでもないっぽいです。
中が真空じゃないから中の空気が熱を運んで外側のガラスに冷気を運んでしまうのでしょう。
ガラス単体でも冷気が伝わってしまいます。
その点真空断熱タンブラーってすごいんだなぁと実感しました。
それでも緑に比べれば気にしなくていいレベルです。
緑のコップに比べれば外気との熱交換が少ないのがわかります。
保温性があってお酒がいつまでも冷たいのは嬉しかったけど、
個人的にダブルウォールグラスを買った一番のメリットは、お酒の消費量がちょっと減ったこと。
今までは氷が溶けるから少し焦り気味で飲んでた分、もう一杯もう一杯とつい何杯も飲んで次の日二日酔いで気分になっていました。
ダブルウォールグラスならゆっくり飲んでも氷が溶けないから、一杯を味わって飲むようになったので、少ない量で満足するように。
蒸留酒って結構高いですからね...
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